外国人集住都市会議から見る

今日、元浜松市長北脇保之氏が講師で多文化共生の講演会がありました。北脇先生は現在、東京外語大学多言語・多文化教育研究センターに在職です。
浜松市長の時に取り組んだ具体的施策を振り返りながら、現在の国の制度や方向性について話して下さいました。
日本人と外国人市民との共生を浜松宣言及び提言にうたっています。日本人住民と外国人住民が、互いの文化や価値観に対する理解と尊重を深めるなかで、健全な都市生活に欠かせない権利の尊重と義務の遂行を基本とした真の共生社会の形成を、すべての住民の参加と協働により進めていく。としている。
北脇先生はこの権利を何回も強調されていました。私も全く同感です。また、この在り方は多文化主義的社会統合政策と位置付けています。浜松から13市町の首長に呼び掛けた外国人集住都市会議は、今もあり、国の制度整備の重要な会議になっているそうです。これも北脇先生の呼び掛けです!
外国人政策の課題は、
1.多文化共生は外国人が自立できる力をつける(エンバワーメントする)ものだったか?
2.消極的・受身の多文化共生から積極的な多文化共生へ。新しい地域づくりの成功事例の必要性。
3.国の政策的課題
明確な社会ビジョンに基づく出入国管理政策+多文化主義的社会統合政策=一体的な外国人政策の確立
そして、これからは社会関係資本、つまり、人と人とのネットワークが重要になってくるそうです。
とてもいい勉強になりました。政策は大切ですが、共生の在り方に重点をおく社会つくりがこれからのテーマですね。共生は障害や子育て、高齢者、環境にも通じるまちづくりです。


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
外国人集住都市会議から見る
    コメント(0)