メディア漬けで壊れる子どもたち

昨日、たつのこ幼稚園で、NPO子どもメディア代表理事の清川輝基氏による講演会がありました。
清川さんは、元NHKで社会面の企画をされ、最近の子供の劣化を憂い、真剣に、精力的に現在の情報化社会と向き合っていらっしゃいます。

IEAの報告によると、日本は、テレビを見る時間が世界で一番長いそうです。それだけメディア漬けだと、目は悪くなる。現在、8割が高校生で裸眼の視力が1以下。1960年には、裸眼の視力が1以下は二割。ゲームは平面画面ばかりみるので立体視力が、悪く、飛んできたボールをよけれなかったり、突き指、顔面にボールをあてたりするなどの子供が増えている。

また、授乳中にテレビやDVD、メールをする母親は八割。つまり、母親は子供の目を見ずに授乳するため、乳児は信頼や愛情から遮断され、親との愛着形成が閉ざされる訳です。
また、現在の虐待は55倍に増え、その八割は父母です。親に殺されている子供は、毎週2~2.5人。
1983年にゲームが、始まります。2000年前後には、パソコン、携帯がはやりはじめ、最近では、スマホの劇的な普及です。

これらの背景の中、1995年位から、特別支援学校の子どもたちが激増します。2012年は2001年の4倍です。

1967年、静岡市調査で、長時間テレビを見た子どもは次の劣化があるとの結果を報告をします。
1.外遊びを、しない。
2.読書をしない。
3.おしゃべりが下手。

また、小さい頃からテレビやDVDから流れる強い光や音は小さい子どもたちには強すぎる。
歩くことも大きな変化があり、50年前は、一日中歩き回り、一日15000歩歩く。1990年代は、一日8000歩 現在は一日5000歩になっています。
ほとんど外ではなく、室内遊びになってきています。結果、背筋力、腹筋力が著しく劣化しています。

そこで、ノーテレビデーを清川輝彦氏は推奨します。
松山市では、小中学校の元先生によるメディア対策室を設置。

15才の生徒に聞く。孤独ですか?
30%が「はい」て世界トップ
二位はアイスランドで10%

自分のことをやっかいものと思うか?18.1%が「はい」世界トップ

自分が、価値ある人間か?
日本 36% アメリカ 89%

さて、私たちは、これらのデーターから何を学ぶか?!



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