一昨日夜、2ヶ月に1回行っている発達障害を考える温和の会が開かれた。
今回は4月から磐田市発達支援センター はあとのセンター長になった井上さんが、はあとの現状と課題を話して下さいました。
業務内容は、6柱。
1、相談活動
予約制の来所相談と訪問相談。
2、グループ療育
就学前は週1日
こどもの発達に応じた小集団での活動。
親子通園 らっこグループ 二歳児童9名 10:30-12:30
並行通園 知的障害児 32名
発達障害児 25名
年少19名、年中23名、年長15名
小学生・中学生は月1回
社会生活スキルを身につけることを目的とし、小集団で活動。
ソーシャルスキルトレーニング
スパイス 小学生9名、中学生6名
ソーシャルスキルとは、人と話す時は、相手の目を見る・相槌を打つ、身振りに含まれた意味を、理解する、挨拶をするなど社会生活に必要な知識、技能。
開放日 ピポパ
場所 はあと、子育てセンターのびのび
それぞれ 月1回
3、就学支援
講座をとおして、お子さんにとっての学びの場を一緒二考える。
4、巡回相談
幼稚園、保育園、小学校、中学校に出向く。
先生方とお子さんの現状や具体的な支援の仕方を検討することを通してコンサルテーションを行う。
5、ご家族支援
いろはノート作成
小学校入学時、ご本人の状況をどのように伝えたいのか一般浴に考える。
親の会
情報交換の場、分かち合う場となるような運営をお手伝いする。
6、普及啓発
講演会、研修、講師派遣
平成23年度は平成19年度と比べ、相談件数・関連機関との連携は五倍位に激増。
1.6才検診で気になる子どもさんは、25パーセント。しかし、この値は全て障害ではなく、お母さんが疲れていたり、少し声かけていた方が良いかなという方も入っている。
通園事業も今年度から7グループから10グループへ拡大。30名枠増加。
課題
関係機関との円滑な連携
ライフステージをつなぐ支援
障害児の兄弟を対象とした支援
親を対象とした支援
早期発見、早期療育
普及啓発
特に発達フローに合わせた切れ目のない支援体制の構築には、人と構造的な仕組みが必要とのこと。然りである!
また、正しい障害理解を促す使命がある。家族にも、本人にも、地域にも。できないことを受容するだけが障害理解ではない。
つまづきを小さくするために、どう関わるか、どう環境を整備するかを考えること。
特に、学校は個別指導計画が求める需要であり、福祉部局は個別支援計画を積み重ねており、この違いを埋めないとならないようだ。
平成17年に発達障害支援法が制定され、関心が深まったが、体制が国も地方藻暗中模索。今後に期待したい。